聖心女子大学は、日本で最初の新制女子大学の一つです（1948年創立）。1800年にフランスで創立されたカトリックの女子修道会、聖心会を設立母体とし、創立以来、リベラル・アーツを重視した少人数教育を行っています。
今回の記事は、
- 聖心女子大学の総合型選抜の倍率は？
- 評定平均に基準点はあるの？
- 2025年から新しい総合型選抜をやるの？
以上の点についてまとめました。
聖心女子大学の基本情報
学長 安達まみ
創立年月日 昭和23年（1948）4月1日
収容定員 2,050名
所在地 〒150-8938 東京都渋谷区広尾４-3-1
聖心女子大学の学部は現代教養学部の１学部です。1年次は基礎課程に属し、2年次から希望の学科・専攻に分かれる制度になっています。
学科は以下の通りです。英語文化コミュニケーション学科、日本語日本文学科、哲学科、史学科、人間関係学科、国際交流学科、心理学科、教育学科（教育学専攻、 初等教育学専攻）
偏差値 40.0（河合塾）
総合型選抜の概要
本学の理念や教育方針をよく理解し、本学を第一志望とする入学意欲、勉学意欲の高い学生を対象とします。エントリーシート、小論文、面接、高校の成績（調査書）などによって、入学意欲や勉学意欲、高校での勉学や諸活動、思考力や自身の言葉による表現力、コミュニケーション力などを、多面的、総合的に評価します。
試験日程
出願期間 9月1日～10月17日
（10月18日13:00～16:00 大学窓口受付）
試験日 10月29日
合格発表 11月10日
入学手続締切日 12月8日
試験内容
- 小論文（120分）
英語またはフランス語の4技能資格・検定試験のスコアによる加点措置あり。 - 面接（10～15分）
提出書類についての質疑応答を中心とする。 - 高等学校の調査書
出願書類
- 志願票・写真票
- エントリーシート
- 学歴記入用紙
- 出身高等学校調査書
- 英語またはフランス語の4技能資格・検定試験による資格証明書の原本 （任意提出）
- 活動実績一覧表（任意提出）
倍率
1.1倍（2023年）
総合型選抜（B方式探究プレゼンテーション型）の実施
2025年度の入学者選抜より従来の総合型選抜（アドミッション・オフィス方式）に加え、新たな総合型選抜を実施することとしました。
この入試では、高等学校新指導要領で導入された「総合的な探究の時間」でみなさんが行った「探究」をはじめ、課外活動・学外活動で行った探究活動、さらには個人で行った探究活動の成果を評価し、あわせて、これらと大学入学後の学修との関係をどのように捉えているのかを審査します。
この入試を通じて、聖心女子大学のアドミッション・ポリシーのうち、とくに「自分の意見や価値観を持ち、自分の言葉で発言して周囲の理解を得る力を身につけたい人」を主な対象として、このような資質を持ち、本学の学修の内容を十分理解したうえで、入学後にその力をさらに伸ばすことが期待できる人を求めます。
また、従来の総合型選抜（A方式アドミッション・オフィス型）では、これまでの高等学校等での学習意欲とその成果を重視するのに対して、このB方式探究プレゼンテーション型では、どのような方法で「探究」を行ったか、「探究」の結果をどのように自分の言葉で発信することができるかという点に、審査の重点を置きます。
10月末、総合型選抜（A方式アドミッション・オフィス型）と連続の日程で実施します。なお、２方式の併願が可能です。
出願条件
評定平均や英検証明書の提出は求められますが、基準点などは定められておりません。
大学のHPでも、以下の様に記載があります。
高校の成績（評定値）に基準点がありますか。
いいえ。高等学校での成績（評定値）に基準点はありません。
審査では、高等学校での学業成績を重視していますので、評定値が高い受験生のほうが有利といえます。
しかし、小論文や面接、エントリーシートなどを総合的に審査しますので、高等学校での成績がどの程度ないと出願できない、合格できない、といったことはありません。
ただ、高等学校での学業成績を重視していますとのことですが、実際はどうなんでしょうか？
yahoo知恵袋に、以下の様な書き込みを見つけました。
聖心女子大学のAOを受けようとしている者です。 評定平均が3.1程度しかないのですが落ちる可能性は高いですか？資格は英検２級しか持っていません。 もし高いようなら小論文対策より一般入試対策に手を入れようと思っております。よろしくお願い致します。
私も今年度受験予定のものですが、評定3.5以上の人の方が合格率は高いとオープンキャンパスで言っていたので微妙かなと思います……
聖心女子大学に総合型選抜で受験しようと考えているのですが、評定3.8で資格は何も持っていません。 合格の可能性はあると思いますか？
評定平均3.8ですね。 聖心女子大学は、出願条件に評定平均は設定していませんよね。 実は、我が子は昨年総合型選抜で大学受験をしました。 聖心女子大のオープンキャンパスがリアルで開催されたので、私も一緒に行きました。 その時、個別説明会も開催していて、順番待ちしていて、私たちの前のテーブルで評定平均の話をしていました。聞き耳を立てて聞きました。 評定平均はどのくらい必要ですか？ 設定はしていませんが、高いに越したことはありません。 過去3.2で受かった方が5年前に1人いましたが...と聞こえました。 正式に発表されていないので、非公式の発言でした。3点台後半以上であれば、特段問題ないですとも話されていました。 ですから、あなた様の3.8は心配する必要なないです。
AO入試で受かっている人の平均が3.5だとオープンキャンパス時に仰っていたのでさすがに2.8だと難しいと思います。募集要項などには評定など規定はありませんでしたが、評定はかなり重視するとオープンキャンパスで仰っていました。ですが一概には言えないので頑張ってください(><)
やはり、評定平均があまり悪いと印象は良くないようです。2025年から新たに実施されるB方式探究プレゼンテーション型に期待したいところです。
聖心女子大学は就職が成成明武並みにいいことは、こちらの記事でも触れました。
正直、総合型選抜での受験は、就職のことを考えると聖心女子大学までに留めたいと思います。
実際に受験するかどうかは、今後の成績の伸び次第ですね。
まとめ
今回は、聖心女子大学の総合型選抜についてまとめました。
聖心女子大学の総合型選抜は、評定平均に基準点がなく、倍率も低いので、お勧めだと思います。
また、2025年より、B方式探究プレゼンテーション型が実施されます。
それでは、受験生の皆さんの成功をお祈りします。
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