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「自己PR書にAI使ったでしょ、これ」とため息交じりに話すのは、ある女子大学の入試センター長。部活やボランティアの経験を綴った文章が、途中から不自然に大人びた文体へと変化。文脈もズレており、「これはAIの文章をそのまま写したな」と気づいたそうです。
この記事を読んで、私も感じたのは――
やっぱりもう、東洋大学・共立女子大学のように基礎学力テスト方式を始めるしかないんじゃないか?ということです。
AI登場でバレた「推薦入試の建前」
最近、大学入試の約半数が「総合型選抜」や「推薦型選抜」になっています。これは学力テストよりも、書類や面接で評価される方式。ですが、もともとこの手の入試は、高校の先生や塾の手厚い指導で「仕上げられた志望理由」を提出するのが普通でした。
言い換えれば、本人が書いていないのが当たり前の世界でした。
そこに生成AIが登場しただけの話。むしろ、AIの方が精度高く、整った文章を出してくれるから、志望理由書の「均質化」が一層進んでしまった。これでどうやって個性を見抜くのでしょうか?
書類や面接だけでは、もう選抜できない
大学関係者の声でも、「誰が書いたかわからない志望理由で、受験生の中身を見抜くのはもう無理」「AIを禁止しても実効性がない」との声が上がっています。
それならば、いっそのこと書類審査中心の選抜方式そのものを見直すべきです。
本来、大学が困っているのはここです:
入学した学生の学力レベルが、大学の授業についてこられないほど落ちているそうです。
入学者のモチベーションやプレゼン力よりも、まずは「高校レベルの基礎学力が備わっているか」を見なければならない。それが大学教育の前提条件のはずです。
「人にしかできない力」は何かを見極める時期
AIは電卓やワープロと同じように、ただのツールです。使えば便利、でもそれで人の力が不要になるわけではありません。問題は、AIが得意な領域と、人間にしかできない力をどうやって区別し、評価するかです。
今の「志望理由型」の入試では、どちらの力も見えなくなっています。逆に言えば、科目試験によって測れる「人の地頭の力」「論理的な理解力」こそが、今後ますます重要になるのではないでしょうか。
結論:推薦・総合型入試を再考し、学力試験を見直すべき
志望理由や自己PR書での選抜は、AIの普及によっていよいよ限界が見えてきました。
そしてその限界は、AIが悪いのではなく、もともと中身が空っぽだったことを可視化したに過ぎません。
だったら、潔く原点回帰しましょう。
志望理由書はやめる(または参考程度にする)
面接や書類はあくまで補助とし、基礎学力試験を中心に据える
いずれにせよ、「誰がどう書いたか分からない志望理由で人生が決まる」時代は、そろそろ終わらせた方が良いと思います。
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