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「将来のために、とりあえず大学くらいは出ておかないと……」
「大東亜帝国(大東文化・東海・亜細亜・帝京・国士舘)レベルでも、大卒の肩書きはあった方がいいよね?」
そんな風に考えている親御さんは多いはずです。しかし、私たち夫婦(ともに大卒の元国家公務員)の答えは違います。
「目的なく中堅・下位大学に行くくらいなら、公務員専門学校で2年かけて勝負した方が、人生のコスパは圧倒的に良い」
最近、近所に「関東上流江戸桜(関東学園・上武・流通経済・江戸川・桜美林)」の一つ、桜美林大学のキャンパスがあり、その横を通りました。
非常に立派で近代的な校舎に驚きましたが、同時に「この綺麗な校舎に惑わされてはいけないな」とも感じました。なぜなら、私たちは役所の現場で、公務員試験では「学歴の看板」よりも圧倒的に「専門学校」が強い「現実」を見てきたからです。
1. 現場のリアル:新人の「半分以上」は専門学校卒
私たち夫婦は別々の役所に勤めていましたが、今の採用現場を見ていて共通する実感があります。それは、入庁してくる新人の半分以上が「公務員専門学校卒」であるという事実です。
一昔前なら「公務員=大卒」というイメージがあったかもしれませんが、今の現場は違います。彼らは、専門学校で徹底的に鍛えられており、筆記試験も面接も非常に優秀です。彼らは大卒と何ら変わらず働いています。
2. 専門学校(2年制)が「最強」と言える合理的な理由
実際に公務員専門学校(大原など)を経て合格した人たちの話を聞くと、そのカリキュラムは非常に理にかなっています。彼らが合格を手にする背景には、以下のような戦略があります。
- 基礎からの徹底的なリスタート: 授業は「暗記系」と「数的系」を基礎の基礎から積み上げます。過去の学力に関わらず、毎日の復習さえ怠らなければ確実に上位合格を狙える仕組みです。
- 「履歴書」を戦略的に埋める: 漢字検定や一般教養検定などの取得は、試験自体に必須ではなくとも「努力のプロセス」を証明し、自信を持って面接に挑むための強力な武器になります。
- 徹底した「併願戦略」: 専門学校の合格率が高い最大の理由は、併願の多さにあります。事務職から公安職(警察・消防)まで、9月の試験シーズンにいくつも併願することで、着実に公務員としての切符を手にします。
3. 立派な校舎に払う「500万円」の価値はあるか?
私たち夫婦は大卒だからこそ、その「投資対効果」をシビアに考えてしまいます。大東亜帝国・関東上流江戸桜のような大学はキャンパスこそ立派ですが、そこへ通うために多額の学費を投じるリスクは無視できません。
| 比較項目 | 中堅・下位大学(4年制) | 公務員専門学校(2年制) |
|---|---|---|
| 初期投資(学費) | 約500万円 | 約200万円 |
| 23歳時点の状態 | 新社会人(1年目) | 社会人3年目(中堅の入口) |
| 生涯収支への影響 | スタートが遅い | 2年分の給与分、大きく先行 |
22歳時点での「貯金と実務経験の差」を考えると、立派な校舎で過ごす4年間に1,000万円近い価値(学費+2年分の給与)があるとは、現場を知る私たちには到底思えません。
結論:Fラン大学に行くなら公務員専門学校
「大卒という学歴」が安心材料になった時代は終わりました。もし、お子さんに明確な研究目的がないのであれば、「最短2年で、一生モノの身分を手に入れる」という選択肢を、ぜひ家族の会議に上げてください。
公務員だった私たちが現場で感じていたのは、「専門学校卒」が「大卒」を駆逐していく現実なのです。
(注釈)
専門学校(2年制)の場合、学費の分割納入制度や奨学金制度が整っている学校も多いです。お金の面で不安がある場合は、早めに各校へ問い合わせてみることをお勧めします。
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