全学部日程は、地歴公民なしの2科目で受験できたり、国語でも、古文・漢文が不要だったりと、受験しやすい方式です。
今回の記事は、
・各大学の全学部日程で必要な科目は?
・各大学の全学部日程の試験日はいつ?
・全学部日程を受けるべき?
以上の点についてまとめています。
全学部日程とは?
全学部日程とは、すべての学部を共通の入試問題で、同じ日に受験できる入試方式のことを言います。 同じ大学に複数受験したい学部・学科がある場合に、一度の試験で、まとめて受験できる便利な方式です。
主な全学部日程
全学部日程は、明治大学、法政大学、中央大学、青山学院大学、成蹊大学などで行なっています。その詳細について以下紹介したいと思います。
明治大学 全学部統一入学試験
明治大学の全学部統一入学試験は、全10学部が同時に、共通の試験問題を用いて実施します。
一度の受験で最大9学部の併願が可能で、入学検定料の割引があります。
科目は、文系は英語、国語(漢文を除く)、地歴公民の3科目です。
日程は、2月5日です。
ただ、受験生のレベルが高く、早慶受験生の併願校となっています。なので、ギリギリmarchに引っ掛かりたい勢にとっては、見送りが妥当かと思います。
法政大学 T日程入試
法政大学のT日程入試(統一日程)は14学部(GIS(グローバル教養学部)、理工学部機械工学科航空操縦学専修を除く)が同じ日に本学独自の入学試験を一斉に実施する制度です。2科目で複数学部の併願が可能です。同一学部内で複数の学科を併願することはできません。
科目は、英語、国語(古文・漢文は出題しない)の2科目です。
日程は2月5日で、明治大学の全学部統一入学試験と同じ日に行われます。早慶併願勢はそちらに流れるので、穴場だと思います。
ただ、近年英語が難化していて、法政のくせに早稲田並みの難問を出すとの評判です。
難問は皆んなが出来ないし、受験するかどうかは悩みどころです。
中央大学 6学部共通選抜
中央大学は、6学部共通選抜が他大学の全学部日程にあたります。
1回の試験で複数の学部を受験できます。科目は、英語、国語、地歴公民の3科目です。
6学部共通選抜は一般選抜よりも問題は簡単ですが、早慶の併願となりますし、定員も低く倍率も高く、6学部共通選抜の方が偏差値は高くなります。
また、日程は2月9日ですが、その日には青山学院の総合文化政策学部A方式や法政の現代福祉学部があるため、受けることはないと思います。
青山学院大学 全学部日程
青山学院大学の全学部日程は、全ての学部・学科が同じ日程で実施し、解答形式は、すべてマークシート方式で実施されます。
科目は、英語、国語(古文・漢文を除く)、地歴公民です。
学部間の併願はできません。
難易度は旧センター試験レベルで、偏差値の割に非常に易しい問題を出すようです。
日程は2月7日ですが、その日は津田塾総合政策学部があります。どちらを受験するか悩むところですが、今後の偏差値次第かと思います。
成蹊大学 2教科型全学部統一入試(E方式)
成蹊大学の2教科型全学部統一入試(E方式)は、全学部共通の試験問題で、2教科の合計点で合否を判定します。
科目は英語と国語(近代以降の文章)の2科目です。
日程は2月3日です。
文学部が比較的偏差値が低く、お勧めです。特に、古文・漢文なしで文学部に入れるのは嬉しいです。
ただ、日程的に日本女子大家政学部と被っています。ここは就職の良い日本女子大を優先して、ここは受験しないと思います。
まとめ
今回は、全学部日程についてまとめました。
全学部日程は基礎的な問題が出題される場合が多く、2科目だけでよい大学もあり、お勧めです。
ただし、その分偏差値が高くなっているため、個別日程と被っている場合は、そちらを優先した方がいいと思います。
個別日程については、また今度まとめたいと思います。