おもちの受験ブログ

2025年に大学受験を終えた娘。今はゆるふわ女子大生。

【公立高校に「併願制」導入へ】 もう「一発勝負」はやめにしよう

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公立離れに歯止めをかける「併願制」導入の動き

政府は、令和9年度の高校学習指導要領改定にあわせて、公立高校入試に「併願制」を導入する方向で検討を始めました。

これまでは多くの地域で、公立高校は「単願制」――つまり1校しか出願できない制度を採用してきましたが、これを見直し、複数校の併願を可能にしようという動きです。

 

背景には、東京や大阪などの大都市で進む「公立離れ」があります。私立高校にも授業料無償化が広がったことで、経済的な理由で公立を選んでいた層が、次々と私立に流れているのです。公立の名門校ですら定員割れが起きている地域もあります。

「公立受験は一度きり」の理不尽

現行の単願制では、受験できるのはたった一度。合格できなければ、滑り止めの私立に行くしかありません。

受験生にとっては大きなプレッシャー。保護者にとっても、「私立の滑り止め」のために数万円の受験料を払い、入学金も納める可能性を想定しなければならない。これは負担が重すぎます。

 

実際に、「我が子は公立に合格したけれど、念のために受けた私立の費用が経済的に痛かった」という声も多く聞かれます。もし公立に2校出願できる併願制があれば、無理にランクを落とす必要も、私立に高いお金を払う必要もなくなるでしょう。

愛知方式に学べばいい

実はこの「併願制」、愛知県ではすでに長年実施されています。150校の公立高校を2つのグループに分け、それぞれから1校ずつ出願。1回の試験で2校にチャレンジできます。

 

しかも、第一志望に落ちても、第二志望に合格すればそのまま進学可能。入試も1回で済むので、生徒への負担も少ない。まさに理想的な制度設計です。令和の今、なぜこの成功例を全国で展開できないのか――不思議でなりません。

「偏差値による序列化」への懸念は的外れ

併願制の導入に文部科学省が慎重なのは、「偏差値による公立校の序列化を助長する恐れがある」という理由からだといいます。

 

ですが、言わせてください。

偏差値による序列化なんて、すでにとっくに完了してます。

 

中学までの義務教育は、地域で学校が決まってしまいます。つまり、どんな家庭環境の子とも一緒にならざるを得ない。正直、運が悪ければ、3年間ビーバップハイスクールのような世界で過ごす羽目になります。

 

高校受験で地域の「一番手校」「二番手校」に進学して初めて、落ち着いた学習環境や志の高い仲間に出会える。高校受験こそが、人生で初めて「自分の居場所」を選べるタイミングなのです。そこで偏差値による序列が見えるのは、むしろ自然なことだと私は思います。

 

しかも、今の制度でも、進学指導重点校とか特別推進校とか、名前でランク分けされているのが現実。いまさら「序列化が心配」なんて、建前もいいところです。

本当に公立離れを止めたいなら――まず「内申書」制度を見直せ

偏差値による序列化よりも、公立離れの真の原因になっているのは「内申点」の存在です。

 

内申点は、教師による主観評価が強く、どうしても不公平が生じます。中学での授業態度や提出物の有無、テストの点数だけでなく、曖昧な「協調性」や「積極性」まで評価される。こんなあやふやな基準で高校進学が左右される現状こそ、改革の対象とすべきではないでしょうか?

 

「勉強で勝負したい」と思っている子どもたちのために、公立入試は内申書に頼らず、テストの点数一本で勝負できる仕組みにすべきです。

最後に:選択肢が広がる社会へ

併願制の導入は、間違いなく公立離れを防ぐ有効な手段です。進学の選択肢が増えることは、子どもたちの未来の可能性を広げることに他なりません。

 

偏差値や序列に過敏になるのではなく、どうすればもっと多くの子どもが「自分に合った学校」に進学できるのか、という視点で制度を考えるべきです。

 

地域ごとに制度の導入ペースが違ってもいい。愛知のような成功例を参考に、自治体単位で柔軟に制度を取り入れていけば良いのです。

 

「一発勝負」ではなく、「挑戦と保険」を両立できる受験制度へ――併願制の全国的導入を、私は強く支持します。

私はこれから7月20日まで、情勢を注視しながら、自分の一票をどう使うか真剣に考え続けます。

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